フロイト雑感 (ある精神病者の手記)

*おれの知識と経験を気の向くままに書き留めておこう。*//

2017.03.27.01

本物の哲学者は砂漠の中からやって来る。
               小林 秀雄

中世まで労働は悪、だった。富の源泉は土地だと
考えられていた。労働を富の源泉と考えるように
なったのは、古典派の時代、フランス革命当時、
リカードが労働を価値の源泉とした経済学の体系
を作り上げてからだ。地代(土地)も利潤(資本)
も過去の労働が蓄積されたものだと彼は説明した。
需要と供給か、労働の量か、どちらが商品の価格
を決めるのか、王侯貴族たちとブルジョアたちの
論争だ。
その論争以前は、富の源泉が土地と考えられてい
たから、王侯貴族たちは、労働は奴隷の仕事だ、
つまり農民に、押し付けて、政治と文化にいそし
んだ。労働が原罪の償いだから、神の証を持って
いる人たちは労働しない、かな。
神は愛の源泉でもある。ブルジョア派のフロイト
の理論は、世紀末だが、愛の原型は近親相姦だと
しているから、愛の説明に神を必要としない。そ
して労働のリズムはsexのリズムが、大文字の父、
Father、近親相姦のタブーを淵源とした価値体系、
によって転換されたものと考えている。彼の理論
は宗教的な、精神論的な、神と愛の理論を捨てて
しまっている。
日本では土地神話が根強い。戦前まで人口の90%
が農民だったためかな。狭い国土に人口が過密な
ためかな。日本では、神は必要としないが、愛は
必要だとされている。その愛は、仏教的ではある
が、かなり精神論的だ。フロイトのような、明確
な物質論、sex、ではない。問題は、愛と労働の
関係が仏教ではないことだ。愛が肉欲の一つ、苦
しみの一つと考えられていたためかな。。
何のために働くか。労働の目的は何か。。原罪の
償いでも、sexの昇華でもない。。労働の意味と
価値は?。。

(; ̄ー ̄)...んーン?