哲学者の朝食はタバコとコーヒー

*フロイト(病気)とボルツマン(気象)の描く千佳画*//

2017.04.18.03

心をフロイト的に、意識、超自我、無意識の3
つの領域から成っているとする。超自我の領域
にはFather、フロイトは検閲者と呼んでいる、
がいて、正の欲望を意識に、不の欲望を無意識
に振り分けている。超自我の領域があるから、
意識と無意識は触れ合うことはない。このため、
意識には、本人には、無意識が在ることが分か
らない。

病気の人は超自我の中にitがある。Fatherはある
意味社会的な基準だから、個人によらず同じ力
を持つ。しかし、itは個人的なものだから人によ
ってその力が違う。itの前身は、つまり無意識の
中では、近親相姦願望という欲望である。そし
てそれは、負の願望群の中では中心的な欲望で
ある。4才から10才の頃に、Fatherが超自我に侵
入してきた近親相姦願望を人類愛、Loveへ転換
させることに、一部失敗したために、itとして超
自我の中に残っている。10才の頃には。Father
とitは同じ力だから、itが超自我の中に残ることが
できる、と考えられる。

10才から20才の間に、itが力を大きくしていっ
て、同時に意識も超自我も無意識も大きくなる、
itがFatherの力を上回った時、彼は発病する。it
が意識に達し、自我とitは闘争する。自我が強い
間は軽い精神病で済むが、itが自我より強くなる
と、自我がそのitの経路を通って、無意識の中に
落ち込む、あるいは、フロイト的には、退行す
る。重度の精神病だ。itと戦い、疲れ果てた自我
は不都合な負の欲望群に取り巻かれ、それらが
幻覚・妄想として認識される。もちろん、発病
の時期を10才から20才とする必要はない。理論
的には、4才から10才の時期でも可能だ。しかし、
4才以下の発病は、精神病ではなく、精神疾患の
自閉症と発達障害になる。