フロイト雑感 (ある精神病者の手記)

*おれの知識と経験を気の向くままに書き留めておこう。*//

2017.05.02.01

フランス革命以降、人々は神について語る
よりも、天才について語る事が多くなった。
                 中井 久夫

時代は変わって、いまはセレブ。。か。。
おれは病人について語っているが。。狂気
がここに見え隠れしている。。

先生とは15年付き合っている。。が。。い
まだにお互いが理解し合えない。。油と水
だ。。ちなみに。。先生は。。フロイト派
の総帥のお弟子さんで、医学博士だ。。病
人の治療に一生懸命だ。。問題が在るとす
ればおれにある。。

心全体は愛、Love、で満たされることはな
いが、部分的にはLoveで満たされている。
その部分を核と呼べば、先生とおれの考え
方の違いがよく分かる。先生は人の心はLo-
veで満たされるし、心で通じ合うことがで
き、言葉のない世界は存在する、と考えて
いるが、おれは人はLoveで満たされること
もないし、数学以外で通じ合えることも、
言葉のない世界も存在しない、と考えてい
る。核と心との視点の差だと思う。
これらの視点の違いによって議論しても平
行線に終わる。もう3年半になる。。核が
愛で満たされているかいないか。で、病気
の人と病気でない人が分かれる。或いは存
在する。この2つのタイプの精神構造は全
く違ったものとなり、理解し合えることは
ない。病気でない人には、核の中は空っぽ
に見えるが、病気の人には、幻覚・妄想と
して認識される。つまり空っぽの核は、無
意識で満たされていることになる。
これをitと呼んでいるが、これを体験して
いる病人と、体験できない病気でない人は、
深いところでは理解し合えない。。不可能
だろう。。分かったとしても、頭で、言葉
で分かったと思っているにすぎない。。体
験することはできないから。。
心にitが在ると自我は不安定になる。Father
が意識と無意識と超自我のバランスを取っ
ているが、itが超自我に在ると、そのバラ
ンスが崩れ、心が傾斜したものとなり、心
が傾いて、自我は安定しない。つまり、常
時、不信と懐疑の心になる。。彼の心は社
会にも人にも完全には開かれたものでなく
なる。。
心の中にitができるかどうかは、核が空っ
ぽになるかどうかだが、はFatherと近親相
姦願望の力関係によると考えている。。Fa-
therは基本的には、社会的なものだから一
定と考えてよいが、環境によって若干は変
わるだろう。。

( ̄-  ̄ ) ンーん?