読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

フロイト雑感 (ある精神病者の手記)

*おれの知識と経験を気の向くままに書き留めておこう。*//

2017.05.02.03

愛(Love)は近親相姦願望の子供だ。
             フロイト

愛だけじゃ人は生きていけない。おれは言うが、
先生はそれを愛、Love、を知らないからだ、と
読んだ。。Loveを知ればLoveだけで生きていけ
る、と。。おれの反論は、Loveは宗教的な概念
だから、Loveから宗教性をはぎ取ると、恋愛感
情と労働意欲になる、というものだ。宗教は、
労働を隠してしまう。或いは、失楽園、人の持
つ原罪の償いだとする。神の証を持った王侯貴
族たちは、だから、労働はしない。労働は、古
代国家から中世国家まで、悪、或いは原罪の償
い、だからということで、奴隷たちの、或いは
農民たちに押し付けた。
Loveから宗教性をはぎ取ると、恋愛と労働が現
れてくる。歴史的にはルネッサンスからフラン
ス革命の期間だ。その時、宗教に換わる思想、
労働と恋愛に必要なのは、デカルト以来の明証
性、合理性をもとにした科学だ。これは労働に
すぐさま応用された。或いは、労働、仕事によ
る知見が集大成され、体系化したものが科学だ。
しかし、現代人は、神なしで生きていける、労
働していれば十分だが、恋愛なしでは、あるい
は宗教的なLoveなしでは生きていけない。
科学的には必要のない宗教的な概念は、ある意
味、労働によるストレスの解消となる。労働と
いう概念は科学的思想とともに復権したが、そ
れだけでは、宗教と同じで、完成された世界と
はならない。宗教によって人類が救われるなら、
フランス革命は起きなかった、ということ同じ
理屈になる。人類は科学と出会って、2度の世
界大戦を引き起こしてしまった。当時の知識人
たちはみな科学、或いは人間の持つ理性、に対
して苦悩した。。
フロイトもその一人だった。彼はユダヤ人だっ
たために、ナチズムとの関係で、その苦悩はよ
り深かったと思われる。人間は理性的な生き物
ではない。思想的にはロマンティシズムからリ
アリズムへの転換だ。フロイトが体系化して築
き上げた精神分析理論は、後に構造主義者たち
のお手本の一つとなった。

(; ̄ー ̄)...ンーん?