哲学者の朝食はタバコとコーヒー

*フロイト(病気)とボルツマン(気象)の描く千佳画*//

2017.05.21.01

わたしは神を知っている。
         ユング

ユングの言う神はグノーシス派の神だろ
うが、ユングは知っていると書いている。
信じているではないことに注意です。原
始キリストの時代には、多数の宗派が乱
立していた。その中で、キリスト教とグ
ノーシス派が覇(は)を争っていたが、
グノーシス派はキリスト教の神を神の序
列の中では低級なものとしていた。キリ
スト教会はグノーシス派を弾圧しついに
は滅ぼした。キリスト教の歴史には血の
臭い、冷たい血の、がする。。
しかしユングの師であるフロイトは無神
論だった。彼のエディプス論は神を必要
としなかった。神を知っているユングは
無神論者のフロイトと共同研究ができる
わけがない。おれも政治・経済は嫌いだ
が、それ以上に宗教は嫌いだ。
人類の誕生以前に愛は在ったのか、生命
の誕生以前に神はいたのか。天地開闢(
かいびゃく)の時に、物理学以上の宇宙
観を持つのはおれは人間の傲慢だと思う。
先生は言っている。宗教が人類を救うな
ら、フランス革命は起こらなかっただろ
う、と。おれもそう思う。近世は宗教か
ら科学への転換の時期だ。その最後にフ
ランス革命が在ると思う。
農耕民族による古代国家の誕生以降にも、
宗教への懐疑は在っただろうと思う。主
にその担い手は狩猟民族の考え方を継承
していただろう。それは後にルネッサン
ス、古代国家の思想の復興として現れた。
近世の始まりだ。フランス革命はその仕
上げだと考えることもできる。。ユング
はキリスト教の底流、暗黒の闇、黒の歴
史、を追って神話へと埋没したが、おれ
はフロイトに習って、科学的方法を取る
こととしよう。。