哲学者の朝食はタバコとコーヒー

*フロイト(病気)とボルツマン(気象)のいる風景画*//

2017.06.04.02

宗教家はともかく、60年代、70年代の
共産主義とか、社会主義とか、が主張
している科学的、という言葉をおれは
信じていなかった。権威主義とか、実
存主義とか、も同じだ。しかし、物理
学を持ち出すのは、何か場違いのよう
な気がしていた。政治経済を語らなけ
れば、知識人とは認められないような
時代だったから。
50年経って、スペシャリスト、コンサ
ルタント、等々と知的な職業が並び始
めると、政治経済を語ることがなくて
も、場違いでもなくなってきた。全て
の価値が、構造主義、或いはベルリン
の壁の崩壊によって相対化されたから
かもしれない。先進国には先進国の言
い分がある、後進国にも同じように後
進国の言い分がある、ということと同
じになったのだろう。東西問題を南北
問題にすり替えるのは悪いことではな
い、と思う。